外はきれいな夕日が出ていた。 オレンジの、なんとも切ない色。 その光が山下君を縁取るように 光っていた。 また山下君の目を見ると やっぱり優しそうで寂しそうな目。 無言で頭を撫でてくれた。 くしゃくしゃ…って それも優しくゆっくりと。 山下君の体温がだんだんと 伝わってくる。 それと同時に私の鼓動も 早くなる。