小学六年の春。 あたしの周りに変化が起きた。 何故か急に、周りに煙たがられるようになったのだ。 男子にはすれ違う度に大笑いされ。 女子には集団無視にあうという悲惨な状況。 学校にあたしの居場所は無かった。 でも、それでもまだ、そばに居てくれたのは、 あいとせり。 この二人だけは、何があってもそばにいてくれた。