「寂しいって、…口が?」




よくわかってるじゃん
窓の外を眺めながら小さく頷く


「なら俺が、寂しくないようにしてあげる」


やっぱり
君ならそう言うと思った



無人の教室
開いた窓から爽やかな風が吹く

横から手が伸びて頬に触れる
君の顔が近付いてきて


唇が重なる