これに対して、
異形達は苛立った

術者ならば、節句など儀式を怠らない
それは、自身を守るためである

異形達は異能の姫を一族は傀儡に
するための道具にと考えてしまう

人間の節句には、詳しくない異形
しかし、姫の為と調べ、
姫の初節句は一族にすら祝われず、異形が取り仕切ることとなり、

異形は姫を憐れみながら、
産みの母には為れずとも
育ての母になろうと異形達は決意

実の父には為れずとも、
姫を守り、叱り、褒める父のようになろうと誓う異形の思い、

姫に感情を覚えたのは
異形達であった