時刻は夕方、黄昏刻

天気は天気雨、狐の嫁入り

神社、とはいったが、
鳥居と本当に小さな祠があるだけだ

非番で一人散歩していた

いままでは、四神がついて来て、

まぁ、護衛してくれていたが、

なんとなく、外出したくなったか
らあるいてみたら

「新撰組、三番隊副隊長だな」

…三人の男が抜刀し、襲ってきた

「たしかに、しかし、今は違う、
元三番隊副隊長 安倍鈴太郎だ」


しかし、男達には関係ないようだ

「我らは貴様ら新撰組に天誅をく
だすべく集まった有志だ、」

…くだらないな、

「…闇討ちをしながら天誅か?

天誅とは天の意志に背いた者達の
末路だ、
自分自身が天だと言いたいのか?

あぁ、貴様らの頭か?

私も抜刀し、男達を切った
退魔用では無く、普通の刀だ、
こちらに来た時に一応買ったが、

「こんなに、業が増えるとはな」

今回は峰討ちにできたが、
こちらに来てから数人殺した、

本来ならば、いけないことだ
誰も、天が決める事に背くのは、
しかし、死ぬ人間が死なない、
また、逆もあるが、

「…死が近すぎる」

抜刀する度に思う、本当に