「はぁー……」




どこかにいないかな、


王子様みたいな人。





今日もそんなことを考えながら学校までの道を歩いていたら


肩をバシッと叩かれた




「いったぁー、

……ってまどかか」


「まどかか、じゃないでしょ!?
さっきからずっと呼んでるのに全然気づかないんだから」