そんな私の心を読みとったのか
藤堂くんは私の顔を覗き込んできた



「…？」



完璧すぎるほど整った切れ長の瞳で
見られると

まるで全てを見透かされているような
気がして
私は思わずドキドキしてしまう


なんだか急に恥ずかしくなって
藤堂くんから逃げるように目をそらした



様子を伺うようにそっと目線を上げると
藤堂くんと目があった



『何？

……キスしてほしいの？』




…………え？



「はあ！？／／／」