亮介とは保育園からずっと 一緒で 小学生になってからはまどかと3人でいるようになった 『だから、ここはこうやって この公式を当てはめれば……』 「あ、そっかあ! さすが亮介だね」 『こんなの授業聞いてりゃ できるじゃん』 「聞いてるよ?」 『どうせ、また妄想でも してたんだろ』 「だから、 妄想じゃないってば!」 『はいはい』 「何よ、バカにして」 付き合いが長いから 亮介もあたしの空想癖を 知ってるんだ でも、 妄想なんかじゃないんだから!