「チッ...」



俺は目の前のベッドで気持ちよさそうにねる


女に向けて舌打ちをした。




ったく...あれくらいで気失う奴がいっかよ...。


あぁーマジで面倒くせぇ。





俺は池上優斗。


女嫌いな俺が、今なんでここで女と2人きりかというと...





「おいっ優斗!!!」

「んあ?」


校舎裏で寝る俺を激しくゆすったのは


ダチの渉。


なんだよ!起こすなよ、バカ。



「いいいいま!お前っ呼ばれたぜ!!」

「は?気のせい...『1年5組池上優斗くんは至急ステージまでお越しください』


「ほらな」

「はぁ..マジかよ。」



放送で流すほどの急ぎってなんだよ。

俺は重い体を起こし、しぶしぶステージに向かった。



するとそこには 全校が集まっていた。


「池上君!どうぞステージへ!」


は?


なんで?