って!!


そうだっ!!!


「あの...」

「ん?」


私が1番気になること...


それは...


「私たちって...『カップル』ですか?」




....これ。




すると丸いすから立ち上がると彼はだるそうに私を見下ろした。



「お前はバカか。じゃなきゃ何で俺がここにいんだよ」


「えっ?」

「例え勝手に決まった彼女でも 彼女に代わりはねぇんだから。助けるのは、あったりめぇ」


「っ...ありっありがとう...池上くん」

真剣な眼差しでそういった池上君。


...不覚にもドキドキしている私。


『彼女』かぁ...。


クールで無愛想に見えるけど...意外と優しいんだ。


だけどそんな私の ドキドキは次の発言で一気に冷めた。





「別に。スキでしたことじゃない。俺はただ”退学”したくないだけ」


「た...退学?」


「アンタ、そんなことも知らねぇの?」


「へっ...」

私は池上君がポンっと投げた薄い紙を見つめた。