するとそこには...


迷惑そうに私を見下ろす...男。



あぁっ!!!



「池上優斗!!」


「あ?」



っ!!!


やっばぁ....つい名前叫んじゃった。



彼の顔はみるみる怖くなっていく。




...それにしてもなんでここに?




「あの...」
「ん」

私はゆっくりと体を起こした。


「なんで....ここに?」

「は?...バカ」

はひっ??


ばっバカ....?


「あの...バ「気を失ったくせに」


え...?


うっうっ...


「嘘!?ごっごめんなさい!!!」


私は必死に頭を下げた。

すると反応はなくて...


ゆっくり顔をあげると 呆れた顔で私を見ていた。


「アンタさ、本気でなんにも覚えてないの?」

「えっと...」


ラブプリンセスに選ばれた私は--


ステージで

池上優斗と対面して..


そして...

そして...///////////


「お姫様だっこ....」

「そう。そんでアンタ気失ったんだよ」

「えぇ~なんで...」

「こっちの台詞」

「ごっごめんなさい...」


あぁ...なんだか意識が戻ると恥ずかしくてたまらなくなってきた。


このまま..もう1度意識を失いたい気分。