ヒカリ




私の記憶では、


母に引き止められている父の顔が恐怖の色に染まっているのを


今も生々しく覚えている。


その時、

あたしは、何かしなければと一歩……





ただ一歩踏み出した。







その瞬間父はさらに顔を恐怖に歪め

母がしがみついていた手を無理矢理引き離した。














父は、急に叫んだ。

あたしの自身の体が

ビクッ



と震えたのがわかった。