殺気を感じ、素早く振り向く。 同時に、頭の横を何かが通り過ぎた。 咄嗟の判断でソレを避ける。 『いきなり何すんですか。』 美夜の視線の先には、一人の男が立っている。 咄嗟で避けた“ソレ”は“刀”だった。 ――なんで刀なんかもってんの!?