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――いいか、これだけは守れ!!!
剣先が宙で白銀の弧を描く。
――決して表に出るな。決して久涅に感づかれるな。
宙に飛び散るのは、真紅、または黄色。
穢れきったその色は、闇に散って漆黒に還る。
――判られてしまえば、全てが水の泡。
剣は…自らの一部と成り果て、
聖光を放ちながら、邪を切り裂く。
――お前個人の問題ではない。
気持ちがいい。
瘴気に包まれているのに、
俺の特別な長剣でそれを裂くのは、気分がいい。
――力を使って、"気"で正体をばらすな。
俺が最後に剣を握ったのは――
煌と剣舞をした時だ。
剣舞は舞う人間の心を顕著に現す。
その心は、舞となって表現される。
あの時の煌との一体感は爽快で。
煌も清々しい顔をしていて。
剣での舞に、俺は絶対的な信頼関係を感じた。
剣とはそういうもの。
どんな荒々しい剣でも、心の繊細さは表現される。
刀を構えただけで、その人間性が判るくらいだ。
――お前は、"凜"を演じ続けろ。
俺の剣はどうなのだろう。
昔のような女々しさはないと思いたい。
思い出すのは緋狭さんとの鍛錬。
俺の剣は、煌や玲同様…緋狭さんから習得したものだ。
8年前。
玲との勝負に負け絶望的になった俺に、紅皇は一縷の望みを繋いだ。
それに報いて、何より芹霞を手に入れる為…
俺の全ての細胞は"意志"故に覚醒し、持ち上げられなかった長剣を振り回すことが出来た。
あの感動は忘れない。
やれば出来る現実があったとしても、やろうとしない限りは、所詮はただの儚い夢で終わるものなのだと…それを悟ったのが8年前。
――いいか、これだけは守れ!!!
剣先が宙で白銀の弧を描く。
――決して表に出るな。決して久涅に感づかれるな。
宙に飛び散るのは、真紅、または黄色。
穢れきったその色は、闇に散って漆黒に還る。
――判られてしまえば、全てが水の泡。
剣は…自らの一部と成り果て、
聖光を放ちながら、邪を切り裂く。
――お前個人の問題ではない。
気持ちがいい。
瘴気に包まれているのに、
俺の特別な長剣でそれを裂くのは、気分がいい。
――力を使って、"気"で正体をばらすな。
俺が最後に剣を握ったのは――
煌と剣舞をした時だ。
剣舞は舞う人間の心を顕著に現す。
その心は、舞となって表現される。
あの時の煌との一体感は爽快で。
煌も清々しい顔をしていて。
剣での舞に、俺は絶対的な信頼関係を感じた。
剣とはそういうもの。
どんな荒々しい剣でも、心の繊細さは表現される。
刀を構えただけで、その人間性が判るくらいだ。
――お前は、"凜"を演じ続けろ。
俺の剣はどうなのだろう。
昔のような女々しさはないと思いたい。
思い出すのは緋狭さんとの鍛錬。
俺の剣は、煌や玲同様…緋狭さんから習得したものだ。
8年前。
玲との勝負に負け絶望的になった俺に、紅皇は一縷の望みを繋いだ。
それに報いて、何より芹霞を手に入れる為…
俺の全ての細胞は"意志"故に覚醒し、持ち上げられなかった長剣を振り回すことが出来た。
あの感動は忘れない。
やれば出来る現実があったとしても、やろうとしない限りは、所詮はただの儚い夢で終わるものなのだと…それを悟ったのが8年前。

