意識が薄れていく。
せめて…
せめて桜だけでも助けないと。
だけど――
横目で見た桜の頭は項垂れて、
ぴくりとも動いていないようで。
声を出そうにも俺の声は出ない。
「これはもう飽きた」
壁に叩き付けられる桜。
嘘だろ…。
桜の首が…半分千切れているなんて。
桜、桜、桜!!!!!
「まだ抵抗する気があるのか。
煩いな、この蛆虫。ぷちっと…逝くか?」
口調を変え、更に俺の首に力が込められた。
バキバキ、バキバキ。
俺の内部から――
何かが迸(ほとばし)るような音がした。
血か?
体液か?
どちらにしろ俺は――
「ははははははは」
最期を迎えているんだ。
――助けてくれ、煌。
ごめん…。
――大好きだって言ってるでしょ!!!
ごめん…。

