シンデレラに玻璃の星冠をⅡ


意識が薄れていく。


せめて…

せめて桜だけでも助けないと。


だけど――


横目で見た桜の頭は項垂れて、

ぴくりとも動いていないようで。


声を出そうにも俺の声は出ない。



「これはもう飽きた」



壁に叩き付けられる桜。


嘘だろ…。


桜の首が…半分千切れているなんて。



桜、桜、桜!!!!!



「まだ抵抗する気があるのか。

煩いな、この蛆虫。ぷちっと…逝くか?」


口調を変え、更に俺の首に力が込められた。



バキバキ、バキバキ。



俺の内部から――

何かが迸(ほとばし)るような音がした。



血か?


体液か?



どちらにしろ俺は――


「ははははははは」


最期を迎えているんだ。




――助けてくれ、煌。



ごめん…。



――大好きだって言ってるでしょ!!!



ごめん…。