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「まるで全然…記憶にねえよ」
桜が目撃した、記憶のない俺のしでかしたこと。
「お前達に刃向けた上…
よりによって…無差別か…」
俺は頭を抱えた。
ああ。
戻った今度こそは皆の役に立とうって…心に決めた途端、襲いかかる現実。
俺にこびりついた…この尋常ならざぬ血の臭い。
何かをしでかしたは思っていたけれど。
かなり…こたえる。
心の奥底に…響く。
「桜が言うには…お前は無差別ではなく、"選別"してたらしい」
「玲…対して差はねえよ」
罪っていうのは…知らぬ間に積み重なるものなのか。
気づいた時にはもう…手遅れなんだろうか。
やっぱ救いってないんだろうか。
何やってるんだよ、俺。
「人殺しの罪は…何処までも濃く、ついて回るもんなんだな」
項垂れた頭を上げることが出来ずぼやいた俺に、玲が言った。
「罪…。どうかな?」
玲の両腕には――
ついしがた、背中から奪われたばかりの芹霞が居る。
すやすや、すやすや…。
そして――
「……ん…」
身動ぎして玲の身体に抱きついている。
「まるで全然…記憶にねえよ」
桜が目撃した、記憶のない俺のしでかしたこと。
「お前達に刃向けた上…
よりによって…無差別か…」
俺は頭を抱えた。
ああ。
戻った今度こそは皆の役に立とうって…心に決めた途端、襲いかかる現実。
俺にこびりついた…この尋常ならざぬ血の臭い。
何かをしでかしたは思っていたけれど。
かなり…こたえる。
心の奥底に…響く。
「桜が言うには…お前は無差別ではなく、"選別"してたらしい」
「玲…対して差はねえよ」
罪っていうのは…知らぬ間に積み重なるものなのか。
気づいた時にはもう…手遅れなんだろうか。
やっぱ救いってないんだろうか。
何やってるんだよ、俺。
「人殺しの罪は…何処までも濃く、ついて回るもんなんだな」
項垂れた頭を上げることが出来ずぼやいた俺に、玲が言った。
「罪…。どうかな?」
玲の両腕には――
ついしがた、背中から奪われたばかりの芹霞が居る。
すやすや、すやすや…。
そして――
「……ん…」
身動ぎして玲の身体に抱きついている。

