え? 何で…真横? 雨滴も垂直に落ちてきているというのに。 割れた天井は真上だ。 風の吹き込む場所がおかしい。 そう思いながら、天井を見上げると―― 「――ちっ!!!」 真上から落とされたのは舌打ち。 明らかにそれは人間の声で。 「へ!!!?」 そして… 銀色の光が目に映ったんだ。 何? どくん。 陽斗が逃げろと、けたたましい警鐘を鳴らして。 そして照明が照らし出す。 橙色の髪。 真紅色に満ちた…双眸を。 これは―― 「煌!!!?」