久遠Side
**************
「行ったか…」
オレは…呟いて軽く目を閉じ、
どくどくと流れる背中の血を感じた。
「久遠様、その背中…どうされたんですか!!!?」
「魔方陣の接触というのが…
どうもオレの体には辛いらしい。
更には…背中を裂いたのは――
浄化した剣。
オレの体は…汚れているしな」
どくどく、どくどく。
罪の血が流れる。
「すぐ止血します!!!!」
「久遠さま、クサいっぱいあるよ~」
「いらんッッッ!!!」
オレは立ち上がり、緋狭の元に立った。
言霊だ。
全てを強制的にねじ曲げられる言霊と…
オレ達の死者の生を繋ぐ魔方陣。
魔方陣に言霊の力を乗せれば、
恐らく緋狭の体は大丈夫なはずだ。
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「行ったか…」
オレは…呟いて軽く目を閉じ、
どくどくと流れる背中の血を感じた。
「久遠様、その背中…どうされたんですか!!!?」
「魔方陣の接触というのが…
どうもオレの体には辛いらしい。
更には…背中を裂いたのは――
浄化した剣。
オレの体は…汚れているしな」
どくどく、どくどく。
罪の血が流れる。
「すぐ止血します!!!!」
「久遠さま、クサいっぱいあるよ~」
「いらんッッッ!!!」
オレは立ち上がり、緋狭の元に立った。
言霊だ。
全てを強制的にねじ曲げられる言霊と…
オレ達の死者の生を繋ぐ魔方陣。
魔方陣に言霊の力を乗せれば、
恐らく緋狭の体は大丈夫なはずだ。

