――――……。 反応がない。 少し顔を上げて見たら… 「犬。舐めろ」 目の前に現われたのは、周涅の靴。 「矜持をくれるんだろ? ゆっくり丁寧に、舌で舐めて綺麗に靴を磨くのなら考えてやる」 どくん。 怒りと屈辱に、心が潰れそうだけれど。 ――助けてくれ。 俺は―― 「ワンコ、やめろッッッ!!!」 俺は目を瞑って、 手の上に乗せた周涅の靴を―― 「そこまでだ、周涅」 威圧的に、そう割って入ったのは―― 「紫茉!!!!?」 七瀬だった。