シンデレラに玻璃の星冠をⅡ

 
――――……。


反応がない。

少し顔を上げて見たら…



「犬。舐めろ」



目の前に現われたのは、周涅の靴。



「矜持をくれるんだろ?

ゆっくり丁寧に、舌で舐めて綺麗に靴を磨くのなら考えてやる」



どくん。



怒りと屈辱に、心が潰れそうだけれど。



――助けてくれ。



俺は――




「ワンコ、やめろッッッ!!!」




俺は目を瞑って、


手の上に乗せた周涅の靴を――






「そこまでだ、周涅」





威圧的に、そう割って入ったのは――





「紫茉!!!!?」




七瀬だった。