「触るんじゃねえ…触るんじゃ…うぐっ!!!」
声を出させまいとするように、喉元の水の枷が収縮し、更なる内側へと食い込んでいく。
枷を外したくても、手首に絡みついている枷が更に重さを増して、動かすことが出来なくて。
「まずは、ぎゃんぎゃん煩いワンちゃんからにしようか」
周涅が、残忍な笑みを俺に向けた。
「「「周涅!!!」」」
同時に叫んだのは桜と小猿と朱貴。
「ワンコを離せ!!!」
べったりと七瀬に張付いていた小猿が、憤って周涅に突進してくる。
「翠くん、戻りなさいッッ!!!」
周涅は左右にぶれたように移動して、小猿の腕を簡単に捻り上げてしまった。
「痛、いたたたたたッッ!!!」
真っ赤な顔で苦痛を訴える小猿。
「朱ちゃん。下手な小細工するようであれば…翠くんの腕折るからね?」
それは一瞬。
「周涅はん…こっちは大丈夫や」
朱貴が小猿に目を離した隙に…
聖が七瀬を両腕に抱いていて。
小猿が居なくなったのを見計らい、聖が動いたんだ。
「ひー、紫茉を返せッッッ!!!」
「朱ちゃん、煩いよ。翠くん、どうなってもいいの?」
「折れる、折れる、折れるッッ!!!」
朱貴は、舌打ちをして動きを止めた。
「これで、心置きなく…切り刻めるというもの」
偃月刀が俺に向く。

