地面に蹲(うずくま)る緋狭様。 地面の色が…真紅に染まっていく。 緋狭様が、緋狭様が!!!! 「さあ、紅皇。 死にたくなければ、紫茉と朱貴を置いて去れ。 逆らえば… 全て滅ぼしてやる。 お前の愛弟子を生き地獄に連れてやる。 少しずつ骨肉を切り刻み、 ああ… 互いに食させても面白いな」 周涅は、愉快そうに笑った。