シンデレラに玻璃の星冠をⅡ



どうしても、あいつらと一緒に行きたかったんだ。

俺だって、力になれると思ったんだ。


そう。


1人では何も出来やしねえ。


状況はあの時と同じ。


俺には朱貴の力が必要だ。

そして朱貴も…俺が必要だろう?


俺から…

炎とは違う赤い光が揺らめきたち――

それは朱貴を包み込んでいく。



「炎の勢いが…増した!!!?」



小猿の声。

だけどまだだ。


まだ…水の勢いを止められねえ!!!


もっと…炎を。


もっともっと"俺"に攻撃的な炎を!!!



「朱貴!!! 大丈夫か!!!?」



小猿の声で、朱貴が苦戦していることを知る。



もう少し――

もう少しなのに――



「如月煌!!!」



朱貴が叫んだ。



「金翅鳥(ガルーダ)を出せッッッ!!!」



は?



「金翅鳥(ガルーダ)で押し返せ!!!」



そう、本当に簡単に朱貴は言った。

出来て当然だろうとでもいうように。