どうしても、あいつらと一緒に行きたかったんだ。
俺だって、力になれると思ったんだ。
そう。
1人では何も出来やしねえ。
状況はあの時と同じ。
俺には朱貴の力が必要だ。
そして朱貴も…俺が必要だろう?
俺から…
炎とは違う赤い光が揺らめきたち――
それは朱貴を包み込んでいく。
「炎の勢いが…増した!!!?」
小猿の声。
だけどまだだ。
まだ…水の勢いを止められねえ!!!
もっと…炎を。
もっともっと"俺"に攻撃的な炎を!!!
「朱貴!!! 大丈夫か!!!?」
小猿の声で、朱貴が苦戦していることを知る。
もう少し――
もう少しなのに――
「如月煌!!!」
朱貴が叫んだ。
「金翅鳥(ガルーダ)を出せッッッ!!!」
は?
「金翅鳥(ガルーダ)で押し返せ!!!」
そう、本当に簡単に朱貴は言った。
出来て当然だろうとでもいうように。

