「それからね、最近友達になった紫茉ちゃん!!! 凜ちゃんによく似て、格好いいの!!! きゃーって感じ。それから小猿くんかな」
芹霞…。
「そんなものかな。今度会わせて上げるね」
俺は――…?
「せり…」
久遠が口を開いた。
「それで全部か? せりの"大切な人達"は」
俺の手を捻り上げたまま、冷ややかな声で。
「あ、忘れてた!!!」
忘れないでくれよ…。
一瞬どきっと…
「お姉ちゃん!!!」
芹霞はきらきらした目で俺を見ている。
「あたしの大好きな人達なんだ!!!」
――紫堂櫂を愛してる!!!
なあ……。
「もう1人居た!!!」
芹霞は舌を出した。
「もう会ってるのかな。
久涅って言うの。
ちょっとチンピラ風だけど…」
何で…久涅だ!!!?
「よせ、凜!!!」
俺は久遠を突き飛ばして、
芹霞の頬を掴むと――
「え。え…んんっ!!!?」
口付けたんだ。
荒々しく。

