年下男子注意報!!2




どれくらい歩いたのだろう。

学校よりも広い気がする、ここ。


「おぉー!!」


「うるさい。」


目の前には大きなお庭!!

毒を吐く翼くんなんて無視!!むーし!!


「綺麗....。」


「はい、早く進もうね。バカメイドさん。....いやバカな不審者さん。」


全く私を見ることもなく歩き続ける毒舌うさぎ。


うさぎって言うのは翼くんのことだよ!!

何か似てるから!!見た目!!


「可愛いんだからもっと可愛いすればいいのに....。」


そしたら絶対モテるよ。

日向の如くモテるよ。


「男に可愛いとか言うなんてあり得ないから。」


まっすぐ前を見て歩く翼くんは私に合わせて遅く歩いてくれている。


てか、可愛いものに可愛いって言っちゃダメなのかな?


「ダメに決まってるでしょ?」


うわっ!!

また心の声出てたっぽい!!