年下男子注意報!!2




それを言われちゃぁ若菜氏は終わりだよ☆


「ごめんなさい。」


「わかればよろしい。」


平然としてスタスタ歩く翼くん。

その後ろを小走りで付いていく私。


うぅ歩くの早いなぁ...。


日向と歩く時はこんなこと思わないのに。

....そう言えば麻野くんも歩くの早かったなぁ。


「ちゃんと付いて来なきゃマジで置いてくよ。」


「え?」


珍しく私の方を振り向きそう言っている翼くん。

何だかさっきよりも距離が遠い気がする。


「はぁ、ぼーっとしてないで早く来なよ。」


「あっはい!!」


おっとと、気のせいではなかったマジで離れてた!!

あぁ、考え事しながら歩くの止めよう。

置いて行かれちゃう。

歩くのに専念!!


翼くんの方に急いで走る私にため息を漏らす翼くん。


「もう、ちゃんとしてよね。」


「ごめんなさい。」