「あの貴女見ない顔だけど....。」
そう言って翼くんの後ろにいる私の肩を掴もうとするメイドさん。
パシッ
「コイツは新しく入った僕専用のメイド。気安く触らないで。」
「そっそれは失礼しました。」
メイドさんの手を叩く翼くんに少しおどおどするメイドさん。
このやり取りを何度聞いたことか....。
「また何かわかりましたら連絡をください。」
ぺこりと一礼して小走りでここを去っていくメイドさん。
お恥ずかしいのですがわたくしは今、メイドさんのコス...変装しています。
コスプレって言ったらなんか知らないけど翼くんが怒ります。
「ありがとう、翼くん。」
「ふ〜ん。お礼をちゃんと言えるんだね。知らなかった。」
ムッカァァァ!!
どーゆうことだよ!!それ!!
「ちょっとドスドスいわせて歩かないでよ。うるさい。」
「せめてもの抵抗だ!!困れ!!」
「じゃぁ、もう助けない。」



