年下男子注意報!!2




麻野 涼の言葉に共感して頷く僕。


あーゆー明るく可愛いアイドル系って絶対裏があるんだよねぇ。

そういうキャラって作んないとなかなか出来ないし。


僕はそれなりに楽しんでやってるけどね♪


「下手すりゃ、若菜殺されるかもしれない。」


「は?」


いやいやそれはないでしょ?

いくらヤバいからって犯罪は犯さないでしょ?


外を見ている麻野 涼の表情はこちらからは見えなくて全く読めない。


「若菜がいるのは柊邸だ。柊邸で何を起こしたって揉み消すくらい出来るだろう。」


「.....。」


何でもありかよ。

金持ちは。


早く着いて。

早く若菜を助けないと。


僕は焦る気持ちを押さえて窓の外の景色を眺めた。



日向若菜救出作戦スタート。