「.....。」


私の目の前に現れたのは空ちゃんではなかった。

空ちゃんによく似た....


「翼くん....。」


どうしてこんな所にいるの?


「だってここ僕の家だし。てか、やっぱりあんただったんだ。」


ギィッ


翼くんはカギを開けて檻の中に入ってくる。


「翼くんの家って....っ!!?」


ここ牢獄だよね!!?

だよね!!?


牢獄があるのって刑務所だよね!!?


つまり....っ!!?


「つっ翼くん!!?犯罪者だったの!!?」


「.....。」


心底残念そうに私を見つめる翼くん。


え?なっ何?