街から離れた草むら

何かから逃げ出すように

草を掻き分けながら

走りつづける男がいた


「オレは何もしていない!!!

チクショー!!」


そうやって

大声をあげながら走った


「ハァハァ………」


必死に走ったが

さすがに疲れてきた