「その、ここから変な人が乱入したというか、たぶん、私を助けてくれました」
「え?」
そのことにみんなは驚く
「目を隠されていたので音でしか判断できなかったのですが、助けてくれました
たぶん男性です」
「どんな…は見えないからわかりませんね
すみません、続きを」
「はい。蓮香先輩?携帯が途中で切れたと思うのですが」
「うん、なんだか落としたような。
ううん、投げつけたかのような音をして切れたよ」
「電話中突然騒がしくなったんです
そこからはあっという間で、まず、私を拘束し見張っていた人が、殴られるか蹴られるか、なんらかの暴行を受け吹っ飛んだ音がしました
きっとその人が携帯を持っていて、一緒に飛んでいったのでしょうね
そして人を蹴ったと、私を助けたと思われる男性は、私を担ぎ、奥の部屋まで運んでくれたようです
で、ドアの向こうから喧嘩をする音がきこえてきて…
気づいたら静かになっていました」
「喧嘩後、その助けてくれた男性からの接触は?」
「あの、足音がしたのでこっちに来ようとしていたみたいでしたが、えぇと
喧嘩後だし、その時は敵か味方もわからなくて怖くて、震えていたときに、蓮香先輩たちが車で来る音がきこえました
その音が聞こえた瞬間、男性はどこかへ行ったようです」

