月虹 Just the way you are




「そんな睨まないでよ」


ケタケタと笑いながら、少しでも空気が軽くはならないかと思案する



あたしは昨日と同じように顔の半分以上が隠れるほど深く帽子をかぶっている



ただ、いつもと違うのはいつも通りの―――女で過ごしているときの―ー―声を出していることぐらいだ



彼には昨日何となく女であることをバラした



だから今さら隠すことはない