月虹 Just the way you are




彼の前に立ったが、その彼は全く動かない



微動だにもしない



サワサワと冷たい風が吹き、草を揺らす



彼はずっと下を向いているため、気づいているのか、寝ているのか、起きているのか、当たり前だが表情でさえも確認できない



「なーに、してんの?」



あたしは緩く尋ねてみることにした