「…キミ、早く帰んないと狼たちの餌になっちゃうよ?」 …あたしの身体を引きはがしながら、 まるで一線引くかのように 優しく、けれども他人行儀にあたしを諭す玲音。 …そんな玲音に、腹が立った。 すっごいムカついて、 すっごい悔しくて、 それより何より、淋しかった… 玲音があたしに全く興味ないのがわかって、 淋しい。