「…ハァ


リンちゃん、そん時にはもう、あたしとっくに18歳。


あたしの誕生日は、今週の日曜日。


…つまり、明日。」


ため息を一つついてから、リンちゃんの間違いを正す。

多分、今のあたしは呆れ顔。



「…えっ! 明日?!


…や、ちょっと待てちょっと待て?





………明日?」


念を押すように、長い睫毛越しに上目遣いで聞いてくるリンちゃん。


そんなに驚かなくても、明日だよ明日。



「…そう、明日。」

リンちゃんの目をジッと見つめ返して、首を縦にふってみせる。