Boys Kissシリーズ・『ヤンデレとのキス』

「なぁ、お前って俺のこと、好きだよな?」

「えっ…そりゃあ好きだけど」

オレは幼馴染の笑顔に、不安が過ぎった。

隣に住む一つ年上の幼馴染は、何かとオレのことを構いたがる。

同じ高校に通うようになってからは、特に束縛が強くなったような気がした。

いつでもオレの側にいるし、離れる時はメールを頻繁に寄越す。

…こういうのって恋人にする束縛なんじゃないかって、最近思い始めてきたけれど。

「それって特別の好き?」

オレを後ろから抱き締めながら、間近で眼を見つめてくる。

「とっ特別って…」

聞かれて顔が赤くなってしまう。

「うん。好きな人って意味。俺以上に好きな人はいないよな?」

口ではそう言うものの、否定することを許さない意思をヒシヒシと感じる…。

「…ちなみにいるって答えたら?」

「とりあえず消えてもらうかな?」

…何から? それともどこから?

恐ろしくて聞けない…。