私は鍵を使い、屋上のドアを開けた。



そして弁当を再び開けたとき――…



ガチャ



屋上のドアが開いた。



入ってきたのは…………田口瑞希?だっけ。



そして、私の弁当を見てビックリしてる。



そりゃ、ぐちゃぐちゃだしね。



「それ……澪ちゃんの手作り?わ、わあ、美味しそうだね。」



笑顔ひきつってるよ。



『違う。兄貴が作った。』



私は真顔で答えた。



「お兄さん料理下手……?」



『違う。兄貴に弁当投げるように渡されたから。』



「……ね、澪ちゃんのお兄さんって誰?」



首を傾げて聞いてくる田口瑞希。



『………間宮黎緒。』