私は屋上の鍵を使い、屋上に入った、



この鍵を持っているのは私だけだと思う。



何でも兄貴が先代である理事長に鍵を貰ったらしい。



しかし、兄貴は“俺もう卒業すっからやる”と言って私に鍵をくれた。



……だが、兄貴の成績では卒業できず、留年。



そして兄貴は屋上の鍵の存在を忘れ、鍵は私の中にある。




馬鹿な兄貴でよかった。



そう思いながら私は屋上の隅に座った。



空は青空が広がり、心地良い風が吹いている。