地味だったら何なのよ



見た目だけで判断する奴が嫌い。



―――「おい!」



腕を掴まれる。



何で、引き留めるかな。



『――優斗、』



『何で、引き留めたの』



今更戻れる訳ないじゃん。



受け入れられないって言われて、私もあれだけ言っちゃって



今更、戻れる訳ない。



「いいから戻れ」



『ちょ!』



優斗、なに考えてるの?



それでも、私はついて行ってしまうんだ。



だって、手の温もりが“あの人”と似てるから―――。