あ、雀が飛んでる。 なんか……落ち着く。 『ふぁ〜ぁ』 私は大きな欠伸をして、目を閉じた、その時。 「ねぇ、ちょっと」 草陰から女子の声が聞こえた。 ま、こうなるって分かってたけど。 だって、雷姫だしね。 『いーよ?ここじゃ廊下から見えるし、体育館裏とかでしょ?』 「え……えぇ」 私が体育館裏に向かっているその後ろから付いて来る女子の集団。 なんか……立場逆みたいじゃん。 女子らは後ろでヒソヒソと何かを話している。 ……生憎、顔の良い、兄と弟を持ったからリンチには慣れてるんで。