普通のあなたと片目の私



そりゃあ、神様は俺を見放すわけだ。




「――とうの昔に美雪は俺のことなんて見放してるよな…」




どうせ死ぬんだ。


梨華の前で何を言ったってもう構わない。




「龍、さん……」




「――悪いが一人にしてくれないか?」




俺はそう言って皆を部屋から追い出した。




「………くそっ…」




どうやらこの非力さは昔から全く変わっていなかったようだ。