浩人は私とつきあいだしてから他の生徒からの告白を断るようになった。

そんな浩人とつきあっている私もいつしか校内でみんなに知られるようになった。

一部の女生徒からは罵声を浴びせられたり、机に落書きをされたりすることもあったが、紗英や修哉がかばってくれたり、浩人がそばにいればそのようなことはなかった。

浩人は相変わらずバイト三昧で、一緒にいられる時間は短かったけれど、他の女と手を切った分バイト以外の時間は私と一緒に過ごしてくれた。