「さ、賛成です!ぼくは犯人じゃないから、ぜひそうしてください先生」 「他の皆さんは?」 秋の質問に、誰も異を唱えなかった。 もっとも、拒否した時点で最有力の容疑者になるのは明白で、唱えられるはずもなかったのだが。 「では、僕と浮夫さん、それから田中香苗さん。この3人で1階へ――」 「あ、あの……」