保証に、根拠も責任もなかった。


しかし、匠は自信満々に声をあげ、姫子に親指をグッと立ててみせた。




「……ありがとう。匠くんのお墨付きもらっちゃったら、本当になれそうな気がするな」




匠に向き直った姫子も、同様に親指を立てる。


くっつけられた親指には、ラテの温もりが仄かにしみこんでいた――。




。● What is this mysterious taste?