「まっ。とにかくクイズを続けて。頭をマシュマロみたいにやわらかくしたら解けるよ」 「マシュマロねえ……」 何気なく独りごちながら、メモの問題に戻ろうとする。 そのとき、匠の脳裏にひとつの仮説が頭をもたげた。 ――もしかしたら!! 検証を兼ね、再度問題文に目を通す。 どうやら間違いないようだ。