推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】



「た、匠くん!」



浮夫が再びおさえつけに立ち上がるが、匠はそれを制す。




「暴れないって。たださ、この人広間がめちゃくちゃ暑いはずのに『ずうっとカーディガンの袖伸ばしてた』から、折り曲げてあげようと思っただけだよ」




「…………!!」




広間の空気が、一瞬にして固まった。


皆、匠のひと言で悟ったのだろう。