推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】




「証拠がないのにアタシを犯人にするなんて……!もうこんなところにいられない!」



糸か何かで引っ張られたかのように立った田中は、広間から出て行こうとドアに手をかける。


しかし、素早く彼女の横についた宗がそれを許さなかった。



「アンタ、何しに行くつもりなんだ」



「な……何って、出て行くのよ!こんな探偵ごっこになんて、もう付き合いきれない!離して!離してよっ!離せ!」