推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】



睨みつける匠とは目も合わせず、無言でうつむく。


往生際の悪い態度に、我慢し続けていたものが突沸する。




「なんとか言えよ。なんでボクの……ボクのお姉ちゃんをっ!!」




激昂し、匠は隣にいる田中に掴みかかった。


足の痛みがぶり返して顔を歪めながら、「この野郎」と激しく揺さぶる。