━━Ⅱ━━ 元々白めの肌が、ひと際青ざめて見える。 血の気が失せた紙のような顔からは、怯えの表情が読み取れた。 「お姉ちゃんは、この人と一回しか話してないんだよ。だから名前は知らないけど、年だけは聞いてた。『後輩かぁ』って言ってたしね」 「ア……アタシ……」 「お、おいおい。マジか……美女その2が……」 「もう素直に認めたら?自分が殺しましたって」