「分かった!『エは4』、『2がイ』って変換で、『モは5』なのかも!母音が『オ』だから」 香苗の推理に感心の声が漏れたものの、すぐに匠は「ブッブー」と唇を尖らせた。 「母音って何?だから難しく考えすぎだってば。『エは4』、『2がイ』なんだよ?普通に考えたら『50音順』じゃん。だから、答えは『さんじゅうご』だよ。モって35番目だし」 「…………!!」 そう。 種が判明すれば、こんなにも単純明快な問題だったのだ。