――解こう。全部の謎を。 「た、匠……?」 ――なぜ、姫子がこのメモ紙を握っていたのか。 「ま~た『解けた解けた詐欺』じゃないだろうな、坊主」 ――どうして、姫子が油にまみれている状態だったのか。 「ワタシたち大人でも解けなかったのに……。しかも推理作家の先生も2人いるのに……ほ、本当に解けたわけ?」 「嘘……まさ、か……」